AE波の発生と伝播 

 本来的なアコースティックエミッション(AE)発生源とは、固体内部で局所的に発生する微小な変化に起因するとされている。例えば、微小な欠陥(クラック)の発生や成長、相変態、双晶変形、転移の運動などがこれにあたり、一次アコースティックエミッション(AE)源と呼ばれ、材料評価や構造物の健全性診断の際に検出される重要なアコースティックエミッション(AE)発生源である。

 寸法が10〜1010倍程度異なるが、アコースティックエミッション(AE)発生と地震の発生は、固体内部で生ずる急激な変化に起因する弾性波の発生という点でまったく等価であり、アコースティックエミッション(AE)発生の理論式として、地震発生を記述する式がそのまま適用される。したがって、図に示されるように、アコースティックエミッション(AE)はきわめて微小な地震であり、逆に地震は極めて巨大なアコースティックエミッション(AE)であるいっても差し支えない。

AE源とAE波の特性
文献 : AE発生と伝播の理論